ポスト有機EL(OLED)を狙うディスプレー方式として有力視されている「マイクロLED」に、韓国Samsung Electronics社が参入。同社は、マイクロLEDテレビ「The Wall」を「CES 2018」(2018年1月9~12日、米国ラスベガス)で発表した。マイクロLEDは、LEDの発光によって描画するディスプレーである。かつてソニーが2012年のCESで開発発表した55型フルHDの「Crystal LED Display」が嚆矢(こうし)となり、同社は2017年のCESでそれを発展させたモジュール方式(上下左右に並べる)の「CLEDIS」を披露していた。

 2018年のCESではSamsung Electronics社がマイクロLED技術を使い、146型の4Kディスプレー「The Wall」をモジュール構成により実現した。同社は、有機ELでは小型ディスプレーのみを推進しており、ライバルの韓国LG Electronics社とは異なる立場だ。LG Electronics社の有機ELテレビは、白色有機ELをバックライトとして使い、色はカラーフィルターにより得ている。

 これに対して、Samsung Electronics社はRGBの微細LEDが自発光することを「ノーバックライト、ノーフィルター」と称して、マイクロLEDディスプレーの優位性を訴えた。LEDの寸法は100μm角未満と思われる(ソニーのCLEDISは約53μm角のLEDを使用)。146型は、モジュールの組み合わせで4K画素数を実現できる画面サイズだ。

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図1 RGBの微細LEDが自発光することを「ノーバックライト、ノーフィルター」と称した。
1月8日、マンダリンベイホテルでのプレスカンファレンスより
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