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AIは“医師の真価”を問う存在

名古屋大学病院の水野正明氏が語る

2016/11/23 08:30
大下 淳一=日経デジタルヘルス
登壇した水野氏
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 「“本当の医者”とは何か。“本当の医療”とは何か。AIの登場はその真価を問うことになる」――。

 名古屋大学医学部附属病院 先端医療・臨床研究支援センター 教授の水野正明氏は、第36回医療情報学連合大会(第17回日本医療情報学会学術大会)(2016年11月21~24日、パシフィコ横浜)の学会企画「精密医療(Precision Medicine)時代の次世代医療情報システムとは ~臨床情報とゲノム情報の統合利用環境に向けて~」に登壇。「人工知能(AI)がもたらす次元増殖型健康・医療社会と次世代医療情報システム」と題し、AIの登場が医療にもたらすインパクトを語った。

 水野氏はまず、超高齢社会の到来を受けて、医療には「Cure」から「Care」への変化、つまり疾病を治す時代から疾病と共に生きる時代への変化が求められていると話した。結果として、従来は独立して考えられてきた健康と医療が、「健康・医療」という概念に統合されるという。

 健康は単に身体的に良好な状態を指すのではなく、身体的・精神的・社会的に良好な状態を指すようになる。医療も従来型の疾病医療だけではなく、先制医療や予防医療を含めた包括的なシステムになる。そして将来、医療に占める「疾病医療は相当小さいものになる」(水野氏)。

 この変化は言葉を換えれば「集団の医療」から「個の医療」への変化で、その実現手段となるのが精密医療(Precision Medicine)だという。しばしばゲノム医療がその代名詞として使われる風潮に対し、水野氏は「ゲノム医療は精密医療のほんの入り口。大きな一歩だが、この流れをさらに加速させる仕組みが必要で、それがAIだ」と話す。

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