• ビジネス
  • xTECH
  • クロストレンド
  • 医療
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

お薦めトピック

ウェルシア薬局が取り組む「ウエルカフェ」って何だ?

2016/10/29 13:26
近藤 寿成=スプール

 ウェルシア薬局 取締役副社長の石田岳彦氏は、「デジタルヘルスDAYS 2016」(2016年10月19~21日、主催:日経BP社、協力:日経デジタルヘルス)のオープンシアターに登壇。地域の特性に応じた場所づくりを目指す「ウエルカフェ」の取り組みなどを紹介した。

ウェルシア薬局 取締役副社長 石田岳彦氏
クリックすると拡大した画像が開きます

 ウェルシア薬局は調剤併設型のドラックストアチェーンを展開しており、現在の店舗数は1480店舗。そのうち24時間営業は56店舗、調剤併設は919店舗となる。「お客様の豊かな社会生活と健康な暮らしを提供する」「地域社会に貢献する『かかりつけ薬局』の実現を目指す」といった企業理念を掲げている。

 現在のドラッグストア業界の動向は、他業界と比較して「非常に好調」と言われており、「食品強化」や「調剤併設の推進」、「インバウンドの需要」などが業界のキーワードとなっている。また、形態としては調剤を中心とした専門性追求型と価格訴求型の2分化が進んでいる。

 ウェルシア薬局が推進しているのは専門性追求型。「ドラック&調剤」「在宅介護」「カウンセリング」「深夜営業(24時間営業)」という4つのキーワードでビジネスモデルを構築し、「市民と地域社会を結ぶ健康サポート薬局としての役割を目指す」(石田氏)。

 現状、日本では少子高齢化社会が進んでいるため、国家施策として「地域包括ケアシステム」が2025年を目途に展開している。そのなかで、ウェルシア薬局が地域連携の中核として位置付けているのが「ウエルカフェ」だ。

 ウエルカフェは、通常は市民のための休憩の場や井戸端会議の場、さらには薬剤師などによる情報提供の場となる。これにプラスし、「地域社会における諸課題を地域で暮らす人々で解決していくための場」である地域協働スペースとして、地域包括支援センターや社会福祉協議会などに週1回などで無料開放しているのが大きな特徴だ。その結果として、「ウェルシア薬局の理念や取り組みを地域住民に知ってもらえるほか、実施している社会貢献やサービスの情報発信などにも役立っている」(石田氏)。

ウエルカフェの概要
クリックすると拡大した画像が開きます

 実際、ウエルカフェでは地域包括支援センターなどの主催で、認知症カフェや介護予防教室、健康介護サロンなどを展開。また、ウェルシア薬局の薬剤師や管理栄養士、ビューティーアドバイザーによる協働も実施しており、熱中症対策やメイクアップ教室なども開催された。

 2016年8月現在、ウェルカフェは全国に27店舗を設置。当面の目標としては「100店舗を目指して活動を続けている」(石田氏)。運営方針として地域のニーズに応えることを基本としており、店舗ごとに異なる戦略でイベントを実施している。ただし、イベントの運営主体はあくまでイベント実施者。ウェルシア薬局は、地域の活動に対して「場」を提供する立場としている。そのほか、大学や行政との連携なども進めている。

 今後のウエルカフェの展開については、コミュニティー単位で地域特性に応じた場所づくりを推進。さらに、「地域の協働スペースとしてのコミュニティーを創造していく」(石田氏)とした。

ピックアップPR

もっと見る

記事ランキング