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日本医療を救うのは「患者と医師の最適マッチング」

2016/10/28 15:42
近藤 寿成=スプール

 全ての患者に最適な医療を提供する――。「デジタルヘルスDAYS 2016」(2016年10月19~21日、主催:日経BP社、協力:日経デジタルヘルス)のオープンシアターに、クリンタル 医師 代表取締役の杉田玲夢氏が登壇。患者と名医をマッチングする自社サービスの概要と、その効果による日本医療へのメリットを紹介した。

 近年、相次ぐ医療事故や医療ミスによって、「患者の医療に対する不信感は強まっている」(杉田氏)。しかし、「良い病院の判断基準が分からない」「そもそも判断するための情報もない」「仮に情報を得られたとしても専門過ぎてわからない」といった理由から、適切な病院選びは一般人にとってハードルが高いのが現状だ。そこでクリンタルは、「悩める患者の水先案内人として、最適なタイミングで最適な名医を受診できる世の中の実現を目指している」(杉田氏)。

クリンタルの杉田氏
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 現在、クリンタルは、(1)名医検索サイト、(2)名医紹介サービス、(3)健康相談チャット」という3つのサービスを提供する。

 (1)の名医検索サイトは、全国20万人の医師から、厳選した有数の専門医や街の名医の情報を検索できるサービス。有数の専門医については、特定の疾患や治療法における日本トップレベルの専門家(スペシャリスト)を選定しており、現在は約4000名を掲載する。選定基準は、定量的な手術数や論文数といったデータと、業界内での評判という2つの方向性を重視。「その両方を担保しているドクターだけを選んでいる」(杉田氏)。

 一方、街の名医はスペシャリストというよりもジェネラリストというイメージで、一定の質を超えているクリニック医師を約3万5000人掲載する。また各医師の情報には、「予約の取りやすさ」といったアクセシビリティなど、独自に収集・保有する情報も含まれている。

 (2)の名医紹介サービスは、患者がパソコンやスマートフォンを通じて病状や受診希望などを伝えると、その病状や希望に合わせて、受診できる最適な名医を提案してくれるコンシェルジュサービスだ。名医検索サイトとの違いは、「医療の質とアクセスのバランスまでを踏まえた提案をする点にある」(杉田氏)。

 例えば、胃がんになった患者はトップ10レベルの医師に手術してもらいたいと考えるが、そのような名医は手術までに何カ月も待たされるケースが多い。そこでクリンタルは、状況に応じてトップ20で比較的すぐに手術できるような医師を提案。「検索だけではカバーできない価値をこのサービスで提供している」(杉田氏)。

 (3)の健康相談チャットは、2016年11月にアプリのリリースを予定するサービス。スマートフォンのアプリ上で、看護師や医師に最適なタイミングで受診するための健康相談ができる。クリンタルは病院や医師の紹介を主な事業としているため、「いわゆるトリアージを想定したサービス。相談内容に応じて受診の必要性をメインに回答している」(杉田氏)。

 これに加えて健康相談チャットでは、高血圧や糖尿病など慢性疾患を抱えてる患者に対して、クリンタル側からプッシュ通知で必要な情報を提供するサービスも想定する。これにより、通院からのドロップアウトや服薬の飲み忘れなどを防ぐのが目的だ。

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