楽天はヘルスケア情報のプラットフォームへ(page 2)

弘前COI「3ダウンレシピプロジェクト」で見えたこと

2016/10/24 12:20
伊藤 瑳恵=日経デジタルヘルス

地域の情報も吸い上げる

 一方、5カ月間の運用で見えてきた課題もあると指摘する。「発信源と拡散先が都市部に留まり、情報が地方まで伝わっていない」(向谷氏)。

 地方へも活動を広げるためには、「地域独自で行っている取り組みと、楽天が担う情報流通の働きをリンクさせることが必要だ」(向谷氏)と語る。そのために、弘前市に出向いて3ダウンレシピプロジェクトのコンテスト概要について説明し、集まったレシピを使った料理を振る舞ったという。

 向谷氏が驚いたのは、「タブレット端末を持っていても使い方が分からず、インターネットを普段使わない人がいること」だった。青森県ではヘルスケアに関して趣向を凝らした取り組みが行われているが、「全国から集めた情報を(楽天レシピなどを通じて)青森に届けることはできても、青森の活動を全国に伝えることは今のところできていない」(向谷氏)。

 そこで来年以降は、「地域の活動をインターネットに落とし込むことを支援していきたい」(向谷氏)と意気込んだ。今後はレシピに限らず、一般市民へヘルスケア情報を届けるため、プラットフォームの役割をより一層意識するという。

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