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大企業とヘルスケアベンチャーの“共通言語”を探せ(page 2)

MSD「ヘルステックプログラム」から見えてきたこと

2016/10/20 21:28
大下 淳一=日経デジタルヘルス

大企業側にも「新たな発見」

 最初に登壇したミナカラの喜納氏は、ヘルステックプログラムのメンタリングが有益と感じた点について「サービス立ち上げ後すぐに相談ができた上に、既存事業と将来事業の内容をともに精査できたことが大きい。MSDからは意思決定できる経営陣のコミットがあったため、スピード感もあった」と話した。

 ミナカラとの共同作業では、MSDにとっても得るところが大きかったという。医薬品に関し、一般消費者の間にどのようなニーズがあるかなどをウェブで調査することで「かなり面白いfinding(発見)があった。製薬企業はもっぱら“病気になった後”を対象としてきたので、(健康な)一般消費者がどのようなことに困っているかなどを知ることができたのは、とても勉強になった」(Gopal氏)。

 続いて登壇したエクスメディオの物部氏は、ヒフミル君のValue Up(価値向上)手法に関するメンタリングを4回にわたり受けたことを紹介した。メンターは、MSDのMR経験者や薬事部門経験者が務めた。メンタリングでは「1人のMR(経験者)と話すだけでも、とても幅広い医師の知見を得ることができた」と同氏は語る。

 この協業が後押しする形で、エクスメディオはさまざまな診療科の医師が治療方針などについて相談し合える、知恵袋サービス「クスリバ」を新たに開発。2016年10月にサービスを開始した。

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