認知症の進行度を定量化、「まゆっこ」

2016/10/21 10:09
伊藤 瑳恵=日経デジタルヘルス
認知症データロガー「まゆっこ」
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 特定の動作を行い、過去のデータと比べることで、認知症の進行やリハビリの効果を確認することができる――。それが、筑波大学 システム情報系 星野研究室とシステム・インスツルメンツが共同で研究開発し、サロンオールディーズが2016年3月から販売している認知症データロガー「まゆっこ」だ。「第43回 国際福祉機器展 H.C.R.2016」(2016年10月12~14日、東京ビッグサイト)に展示した。

腕と指の運動のスコアイメージ
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 まゆっこは、その本体を両手で持ちながら、指示される腕と指の運動を行うことで、運動の安定性や対称性などを測定し、データとして蓄積するもの。専用の管理ソフトを液晶画面に表示すると、トレーナーの女の子が映像と音で運動を指示する。指示されてから運動開始までにかかる時間から指示応答性も評価する。運動データはBluetoothによる無線通信で管理ソフトに送られ、一連の動作を通じた腕や指、脳の機能を記録する。

 本体は両端にそれぞれ5つの圧力センサーを内蔵している。指の運動では、各センサーを指で押さえ、画面に表示される指示に従って、指にかける力を調節する。力を調節できたかどうかが評価のポイントとなる。

指の運動イメージ
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画面の丸印に合わせて力を調節する
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腕の運動イメージ
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 腕の運動は、腕を上下に動かすものと腕を回転させるものの2種類がある。本体に搭載されている加速度センサーと角速度センサー、地磁気センサーで腕の動きを検出する。

 同じ運動を日々行うことで、過去と比べて悪くなっているところがないかを確認することができる。物理的にデータ化することで、効率的なリハビリにもつなげる狙いだ。

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