東洋紡、導電素材を用いた生体情報計測ウェア

ユニオンツールは次世代心拍センサーを展示

2018/10/23 13:00
河合 基伸=日経 xTECH

 東洋紡STCは、「デジタルヘルスDAYS 2018」(主催:日経BP社、協力:日経デジタルヘルス)で伸縮性がある導電素材を用いた生体情報計測ウェアを紹介した。心拍などの計測が可能になる。

伸縮性がある導電素材と各種センサーで生体情報計測ウェアを実現した
クリックすると拡大した画像が開きます

 フィルム状導電素材の「COCOMI」を活用した。COCOMIを衣服の内側に張り付けて、人体に接触する電極として利用する。この電極に心拍センサーなどの各種センサーを接続すれば生体情報を計測できるようになる。COCOMIは伸縮性に優れるため、体の動きや姿勢に影響を受けることなく正確な測定ができるとしている。

デジタルヘルスDAYS 2018のオープンシアターに登壇した東洋紡の清水氏
クリックすると拡大した画像が開きます

 心拍の測定ができる時計型のウエアラブル機器では、血液の流れを測定して心拍を把握する製品が多いという。これに対して東洋紡STCのCOCOMIを利用した生体情報計測ウェアは「心臓の動きを直接計測できる利点がある」(東洋紡 コーポレート研究所快適性工学センター 部長の清水祐輔氏)と語る。

次世代センサーを展示

 東洋紡STCにも心拍センサーを提供しているユニオンツールは、東洋紡STCの隣のブースで次世代の心拍センサー「WHS-3」を展示した。新たにIPX2に相当する防滴仕様にするとともに、従来品で約40時間だった電池駆動時間を約140時間に伸ばした。

防滴仕様になった心拍センサー「WHS-3」
クリックすると拡大した画像が開きます

 心電による心拍の測定のほか、加速度や体表温を測定する機能を備えている。利用者からの要望を受けて加速度のみを測定するモードも新たに用意した。電池を含む重さは16g。2018年9月に3万円(税別)で発売した。体に取り付けるための電極やベルトも用意している。