運動機能とメンタルのセルフチェックステーション

DKHが「健幸aiちゃん」を披露

2018/10/22 18:00
伊藤 瑳恵=日経デジタルヘルス

 音声ガイダンスに従うだけで、一人で気軽に運動機能とメンタルのチェックを行える――。そんなセルフチェックステーション「健幸aiちゃん」を、DKHが「デジタルヘルスDAYS 2018」(主催:日経BP社、協力:日経デジタルヘルス)で披露した。2019年1月から受注を開始し、同年4月から製品の出荷を開始したいとしている。

セルフチェックステーション「健幸aiちゃん」を使用している様子
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 運動機能については、1台で複数の測定を行うことができる。具体的には、ロコモティブシンドロームのチェック指標としても使える立上がり筋力と直立姿勢、判断力、ステッピング(足踏み機能)の測定を行うことができる。

直立姿勢測定時の画面イメージ
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 立上がり筋力測定は、両手を胸の前で組んで着席した状態から立ち上がる際の下肢筋力と動作の素早さを測る。直立姿勢に関しては、正面と側面の直立姿勢をカメラで撮影し、体のゆがみを測定する。判断力測定は、モニターに表示される文字の意味や色を尋ね、正答率や反応時間から認知機能を測る機能だ。ステッピング測定は現在開発中だが、3種類のリズムに合わせて足踏みを行い、音や光とズレが生じていないかを測るという。

 メンタルチェックは、簡易疲労計測システムの開発を行うフリッカーヘルスマネジメントと共同で開発した機能である。光を使って精神的疲労度をチェックするという。

 オープンシアターに登壇した同社 代表取締役COOの慶徳幌二氏は、健幸aiちゃんを「人が集まる場所に設置して気軽に使ってほしい」と話す。病院の待合室や調剤薬局、地域のケアセンター、公民館などに加えて、道の駅やコンビニエンスストアにも設置することを見据えている。特に道の駅では、ストレスチェックを行ってもらい、ドライバーの疲労度を測るという使い方を想定している。

セルフで測定できることを重視

 実は同社は、2017年にロコモティブシンドローム対策を目的とした各種測定機器を神奈川工科大学と共同で開発していた。筋力や歩行機能、認知機能などを評価できる機器をそれぞれ開発し、高齢者を対象に測定会を複数回実施した。しかし、項目ごとに別の装置を使用することで、「装置ごとに人の配置が必要になってしまった」と慶徳氏は振り返る。こうした課題を解決するために、いつでもどこでも一人で測定できる健幸aiちゃんの開発に取り掛かったというわけだ。

DKH 代表取締役COOの慶徳幌二氏
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 なお、健幸aiちゃんで測定したデータはクラウド上で管理されるため、スマートフォンやタブレット端末から自分の結果を閲覧することが可能だ。今後は、運動機能以外の健康関連情報を管理するアプリなどとも「連携を進めていきたい」と慶徳氏は意気込む。