遺伝子分析で商品をレコメンド、ゼノプランジャパン

全自動システムで24時間で分析

2018/10/19 07:15
河合 基伸=日経 xTECH

 ゼノプランジャパンは、「デジタルヘルスDAYS 2018」(主催:日経BP社、協力:日経デジタルヘルス)で企業向け遺伝子分析サービスを紹介した。顧客企業の商品やサービスに合わせて、遺伝子分析の内容をカスタマイズするのが特徴。サプリメントの企業であれば、ダイエット関連の遺伝子を分析して最適な商品のレコメンドにつなげる。

全自動分析システムを活用する
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 米国に本社を置き、韓国を中心に事業を展開する米Genoplan社の日本法人として2015年に設立された。唾液から遺伝子を分析して、腹部肥満や筋力、身長など168種類の検査を実施してきた。同社PRマネージャーの牧山学氏は「日本には韓国以上に大きな市場がある」とした。

 海外の事例では、保険会社に疾病可能性遺伝子分析、化粧品会社にスキンケア遺伝子分析などを提供している。「遺伝子分析の結果を元にリコメンドした商品の購買意欲は非常に高くなる」(牧山氏)という。遺伝子分析の内容をカスタマイズするだけでなく、検査キットのデザインも各社ごとに変えられる。

遺伝子情報は「解読」から「活用」の時代へ

 展示ブースでは、独自の遺伝子分析システムの優位性をアピールした。「アジアで唯一の全自動分析システムを九州に設置した」(牧山氏)という。この全自動分析システムが実際に動く様子を動画で紹介していた。

デジタルヘルスDAYS 2018のオープンシアターに登壇したゼノプランジャパンの牧山氏
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 全自動化によって他社の検査に比べて検査時間やコスト、正確性が改善されたという。検査時間は最短24時間で、検査コストは他社に比べて30%以上低いという。全自動化によって人為的ミスを排除したことで検査の正確性は99.9%になった。他社は平均で95%程度だという。
 
 ゼノプランジャパンは今後、日本での営業を強化する方針。「遺伝子情報を解読する時代から、実際に活用する時代へとパラダイムを変える」(牧山氏)と自信を見せた。