米国では死亡率が改善

 米国では20年ほど前から遠隔ICUの取り組みが始まっており、ICUでの死亡率が17%低下し、ICUでの入院期間が0.63日短縮されたという。病院での死亡率も26%低下した。米国で実績を挙げた遠隔ICUを、T-ICUが日本に定着させようとしている。

デジタルヘルスDAYS 2018のオープンシアターに登壇したT-ICUの中西氏
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 中西氏は日本で遠隔ICUを定着させるには認知度の向上が欠かせないとする。集中治療の専門医が少ないことや、対策として遠隔ICUが存在することを知ってもらう必要がある。システムを改良するために協業する企業も必要とした。

 現在T-ICUでは、18人の医師で24時間体制で遠隔ICUに対応している。中西氏は「24時間365日に渡って医師が待機する遠隔ICUは、在宅医療や災害医療などにも応用できる」との将来像も示した。災害医療では一気に多くの患者に対応しなければならない。通信手段さえ確保できれば、集中治療の専門医がサポートできる。