エムスリー×ブイキューブで「遠隔医療の基盤を作る」

2015/10/15 12:40
大下 淳一=日経デジタルヘルス
エムキューブが出展したビジュアルコミュニケーションシステム
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 「最強の組み合わせだと思っている」(エムキューブ 代表取締役の新井浩二氏)――。医療情報専門サイトm3.comで知られるエムスリーと、ウェブ/テレビ会議向けクラウドサービス大手のブイキューブ。両社が、医療分野に特化したビジュアルコミュニケーションサービスを手掛ける合弁会社として2014年4月に立ち上げたのが、エムキューブだ。

 「第19回 日本遠隔医療学会学術大会(JTTA 2015)」(2015年10月9~10日、主催:日本遠隔医療学会)に出展した同社が目指すのは、製薬企業や医療機関、医師、薬剤師、患者など医療分野のすべてのプレーヤーをつなぐコミュニケーション基盤をつくること。現状では、製薬企業の販促ツールである「医師向け講演会」をウェブ会議で提供するサービスなどが主力。今後はこれにとどまらず医師同士、さらには「医師と患者をつなぐプラットフォームを提供したい」と同社の新井氏は話す。

 その足掛かりになる取り組みとして2015年6月、医師と薬剤師、患者がスマートフォンなどでオンライン対面して行う「処方薬の対面販売」システムの開発に乗り出した(関連記事)。これをゆくゆくは、医師による診療や薬剤師による服薬指導などにも応用したい考え。2016年度をめどに、まずはメンタルヘルスの領域で医師と患者をつなぐシステムを形にしたいという。

 現在、医療機関が遠隔での症例カンファレンスなどに使うウェブ/テレビ会議システムは一般に、数百万円台と高価。これに対しエムキューブは、ブイキューブのウェブ/テレビ会議システムを利用できる強みを生かし、ユーザー当たり「月額数百~数千円で使えるサービスを提供したい」(新井氏)としている。

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