ヤマハ発動機IM事業部FA統括部統括部長の村松啓且氏
ヤマハ発動機IM事業部FA統括部統括部長の村松啓且氏

 「ロボットで自動化したいことは増えているのに、それができる人はむしろ減っている。もっとロボットが使いやすくならないと、生産現場の自動化は進まない――。ヤマハ発動機IM事業部FA統括部統括部長の村松啓且氏は「FACTORY 2017 Fall」(2017年10月11~13日、東京ビッグサイト)で講演し、ロボット活用を取り巻く現状や課題、および同社が展開するロボットソリューションについて語った。

 村松氏は講演の冒頭、「売れる商品を、完全自動で生産できれば、会社は必ずもうかる」という考えを披露した。「完全自動で生産」という部分を補足すると、需要に応じて適切なタイミングで生産できれば、顧客満足度が高まり、一方で在庫は最小化できるので、収益を上げられる。そのためには、ロボットの活用が不可欠だ。

 しかし、「ロボットを買っただけで自動化できるわけではない」(村松氏)。目的に合わせた自動化ラインを設計する必要がある。この部分にかかる手間やコストが大きいことから、ロボット活用が進まない状況にあるという。具体的には、ロボット周辺の搬送路などの設計、配線や配電盤の設計、プログラムの作成などについて、「もっとシンプルにしたい」「コストを下げたい」といった要望が多い。

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