学生の発想に注目集まる、AppliCare入賞3チームが熱弁(page 2)

2015/10/06 21:01
赤坂 麻実=日経デジタルヘルス

オーディエンス賞は「チーム真実」の「ひかりくん」

 久和氏の講演に続き、AppliCare2015の入賞チーム(オーディエンス賞、準優勝、優勝)の学生がそれぞれ登壇し、開発したアプリの概要を説明した。

チーム真実の発表の様子
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 まず登壇したのは、オーディエンス賞を受賞した「チーム真実」。同チームが開発した「ひかりくん」は、ウエアラブル機器とスマートフォン用アプリを連動させた、うつ病の再発防止サービスだ。

 一般に、精神の安定との関連が深いという脳内物質・セロトニンは、日光浴などにより分泌が増えるとされている。ひかりくんは、ウエアラブル機器でユーザーが浴びている光の量を1秒刻みで取得し、1時間ごとに合計値を算出。グラフなどで見える化し、過去のパターンとの比較などにより、ユーザーに生活習慣の改善を促す。

 ユーザーが現在の気分を入力することで、光量と気分の相関も確認できる。データログは家族も閲覧できるようにし、家族の理解を得やすいようにする予定だ。

ひかりくんのデバイスは現時点では大きめ
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 今後は、ウエラブル機器を小型化し、メガネや指輪、時計など、目立たない形状にする計画。医療機関や企業との提携を模索し、光とうつ病の関係性を明確にした上で、信頼性の高いサービスの実現を目指すとしている。想定するビジネスモデルは、医療機関が患者にデバイスを処方し、チーム真実が患者にサービスを提供。収集したデータを医療機関に販売するというもの。デバイスは無料で、アプリも医療機関1カ所につき10人までは無料。11人以上の場合は月額利用料を設定するという。

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