花王が語るヘルスケア、1万人の内臓脂肪を測ったら(page 3)

2015/10/05 16:20
大下 淳一=日経デジタルヘルス

内臓脂肪をためにくい献立も開発

 見える化による“気づき”の大切さも確認できた。花王社内では2010年ごろから事業所(工場)の従業員を対象に内臓脂肪を測るトライアルを開始。その結果、「測るだけで数値の改善が見られた」(安川氏)。数値が良かった従業員はやる気が増して繰り返し測定するようになり、数値が悪かった従業員は生活改善に励むようになったわけだ。

 これらの知見を基に、ライフスタイル提案プログラム「内臓脂肪ラボ『ナイボ』」を開発した。測定結果に関する詳細な説明やライフスタイル改善のアドバイスをスマートフォンなどで閲覧できるサービスだ。法人向けに提供を始め、利用企業は既に50社ほど。内臓脂肪を蓄積しにくい献立「花王健康ごはん」と内臓脂肪測定を組み合わせた生活習慣サポートなど、新たな商材の開発にもつながっている。

 2015年5月からは、弘前大学を中心とするCOIプログラムにも参加(関連記事2)。測定項目に内臓脂肪を採り入れた調査を開始した。既に速報値として青森県では「男女とも、東京や大阪に比べて内臓脂肪のスコアが悪い」(安川氏)ことが分かったという。

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