講演する安川氏
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 石鹸メーカーから、総合ヘルスケア企業へ――。1890年(明治23年)に発売した洗顔用石鹸を事業の原点とする、花王。同社は近年、「日用品メーカー」という従来のイメージから脱皮しつつある。その中心にあるのがヘルスケア事業だ。

 「これまで医療の場にあったものが、生活の場へ移り始めた。我々にとってのチャンスがここにある」。こう語るのは、花王 エグゼクティブ・フェローの安川拓次氏。重症化してから病院で治療するのではなく、日常生活を改善して病気を予防する――。より“上流”で病気を防ごうという昨今のトレンドは、一貫して生活の場を事業の舞台としてきた同社にはまさに追い風。「ヘルシア」のような健康関連商品の開発にとどまらず、「日常の中で“気づき”を与える生活改善支援サービスを展開していく」(同氏)という。

 「デジタルヘルスDAYS 2015」(主催:日経BP社、協力:日経デジタルヘルス)のオープンシアターに登壇した安川氏は、「内臓脂肪に着眼した健康改善支援事業の開発」と題して講演。“メタボリックドミノ”の上流に当たる、内臓脂肪型肥満の予防を支援するサービスについて語った。