「電動化と自動運転の2分野に、2020年までの3年間で5000億円を投資する」――。「第45回 東京モーターショー2017」で開催したプレスカンファレンスで、デンソー取締役社長の有馬浩二氏は今後の研究開発方針についてそう宣言した。同社の研究開発費は「直近3年間で約1兆円」(同氏)。5000億円はその半分に相当し、電動化と自動運転に対する意気込みが伝わってくる。

デンソー取締役社長の有馬浩二氏
[画像のクリックで拡大表示]

 電動化に向けた取り組みとして、SiCパワー素子を用いたインバーターを「2020年ごろに量産する」(同氏)と発言。「SiCを用いると、損失を1/3に抑えられる」(同氏)と、SiCパワーデバイスの利点を強調した。同社はSiCの材料から開発を進めており、その結晶品質は大幅に向上しているという。他社品に比べて、結晶欠陥(転位密度)を約1/10にできたとする。

[画像のクリックで拡大表示]
開発中のSiCパワー素子について

この先は有料会員の登録が必要です。今なら有料会員(月額プラン)は12月末まで無料!

日経 xTECHには有料記事(有料会員向けまたは定期購読者向け)、無料記事(登録会員向け)、フリー記事(誰でも閲覧可能)があります。有料記事でも、登録会員向け配信期間は登録会員への登録が必要な場合があります。有料会員と登録会員に関するFAQはこちら