三菱電機は2017年10月16日、自動運転車が実現すると大きく変わりそうな車載表示装置の将来を見据えて開発したコンセプト車「EMIRAI4」を発表した(図1)。AR(拡張現実感)を採用したHUD(ヘッド・アップ・ディスプレー)や、二つの液晶ディスプレーを使って「浮遊感と奥行き感」(同社)を実現した車載メーター、可動式の回転ダイヤルを備えた大型のセンターディスプレーなどを搭載する。2020年以降の実用化を目指す。

図1(a)コンセプト車「EMIRAI4」
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図1(b)次世代車両向けのHMIを多く搭載した
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 同年10月27日に始まる「第45回東京モーターショー」に出展する。ARを使ったHUDは、運転者が見ている風景に文字やイラストなどを重ねて表示するもの。HUDで生成した映像をコンバイナー(表示部)に反射させ、その映像と対象物の位置を重ね合わせるように制御して実現する。

 開発したAR HUDの特徴は、吹雪や大雨などの車線が見えにくい環境下で、車線の上にイラストを重ねて表示できることだ。安全運転に役立つ。一般にAR HUDにおける文字やイラストなどの表示位置は、車載カメラによる認識結果を基に制御する。このため車載カメラで周囲を認識できない場合はAR機能を使えなくなる。

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