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術野深部を明るく照らす“発光する鈎”、安井

コードレスLED照明を搭載

2018/07/23 09:00
伊藤 瑳恵=日経デジタルヘルス

 開腹手術時に術野の奥まで無影灯の光が届きにくく、深部が見えにくい――。そんな課題を解決するために安井が開発したのが、発光するコードレス鈎「コウプライト(koplight)」である。開腹手術時に術野を見やすくするため、周辺組織を引っ張る際に使用する道具である鈎に、コードレスLED照明を搭載した製品だ。これによって、無影灯の光が届きにくい術野深部を明るく照らすことを可能にした。

「コウプライト(koplight)」を使用している様子(提供:安井)
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 既に2016年11月から販売しており、乳腺外科と形成外科を中心に約100施設への導入実績があるという。「国際モダンホスピタルショウ2018」(2018年7月11~13日、東京ビッグサイト)で展示した。

展示ブースで披露した「コウプライト(koplight)」
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臨床使用例
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開発の経緯
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 従来は、特に切開範囲が狭い場合に鈎が影になってしまい、術野深部を見えにくくしてしまうことがあったという。術野を照らすためにヘッドライトを装着して手術を行う医師もいたが、「自分が見たい方向にヘッドライトの光を合わせることが難しい」と安井 開発部 部長で主任研究員の荒殿剛氏は話す。こうした医療現場の課題を受けて開発したのが、今回の製品というわけだ。

「コウプライト(koplight)」を発光させた様子
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 従来はほとんどの製品が金属製だったが、コウプライトはプラスチック製。これにより軽量化を実現した他、電気メスなどによる通電の心配をなくした。

 海外展開も進めており、既に韓国と台湾で販売を開始している。このほか、イタリアやニュージーランドなどで臨床評価を行っており、販売に向けた交渉を進めている。

 今後は、医療現場からの声を参考にさらなる製品改良を進めながら、災害や救急部門への販売展開も考えているという。

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