「聴診器代わりに」、スマホにつなぐ超音波プローブ

日本電波工業が展示

2017/04/25 12:20
伊藤 瑳恵=日経デジタルヘルス
スマートフォンに接続型超音波プローブを使ったデモンストレーションの様子
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 日本電波工業(NDK)は、「MEDTEC Japan 2017」(2017年4月19~21日、東京ビッグサイト)において、スマートフォンにUSBで接続できる超音波プローブを出展した。スマートフォンに専用アプリをダウンロードすれば、最大24cmの深さまでの超音波画像を見ることができる。2016年7月から医療機器の製販企業を通じて提供を開始している。

 想定する用途は、訪問看護や往診の場面。医師や看護師が使用することを想定しているという。「聴診器代わりとして使い、病院での検査を促すきっかけになれば」(同社ブース説明員)。展示ブースでは、尿閉患者を模擬したモデルを使ったデモンストレーションを披露した。

 展示ブースではこのほか、ミリ波帯を使った見守りセンサーも披露。使用するのは76GHzのミリ波レーダー。2015年7月に販売を開始した。浴室の天井に設置し、転倒や溺れをモニタリングするのに使用する。

 高齢者が浴室で転んだり溺れたりする事故は「年間およそ2万件起きている」(説明員)という。しかし、浴室ではモニタリングする対象者が服を脱ぐため、カメラは使えない。さらにレーザーや赤外線は、湯気(水蒸気)に電波が吸収されてしまう。今回の製品に使用する76GHz帯ミリ波は、水蒸気による影響がないことが確認できているため、浴室環境に適しているという。

見守りセンサーを使ったデモンストレーションの様子。対象となる人と浴室を模擬したもの
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天井に設置したセンサーを使うと、人の頭と水面を分離して検知できる
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「NAPiCOS Lite」
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 呼気中の低濃度アンモニアを測定するセンサー「NAPiCOS Lite」も展示した。水晶振動子の電極に物質が吸着するとその質量に比例して周波数が低下する「質量付加効果」を利用したセンサーである(関連記事)。

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