手術中の医師の負担を減らす“身に着ける椅子”

2017/04/24 07:04
伊藤 瑳恵=日経デジタルヘルス

ウエアラブルチェア「archelis(アルケリス)」
クリックすると拡大した画像が開きます
 外科医など長時間の立ち仕事を強いられる人の負担を軽減する“身に着ける椅子”。そんなコンセプトで作られたのが、ウエアラブルチェア「archelis(アルケリス)」。金型製作を行うニットーが、「MEDTEC Japan 2017」(2017年4月19~21日、東京ビッグサイト)で披露した。現在、販売を目指して開発を行っている。

 アルケリスは、“座る”感覚で筋肉疲労を軽減するもの。モーターなどを使って“動”をサポートするパワースーツとは対照的に、今回の製品は電気などのエネルギーは使わずに“静”をサポートするものだ。

アルケリスを装着して”座っている”様子(前から見たイメージ)
クリックすると拡大した画像が開きます
(後ろから見たイメージ)
クリックすると拡大した画像が開きます

 仕組みはこうだ。アルケリスの関節部分は歯車になっており、これをロックすることで関節の動きを制限、膝の駆動を抑えることができる。関節を固定した状態で、腿と脛に体重を分散させて体を支える。これによって腰や下半身への負担を減少させた状態で装着者の体幹を安定させることができる。人が腰かけようとすると、脛側に体重がかかることを利用した。

関節部分の歯車
クリックすると拡大した画像が開きます
歯車をロックすると脛と腿の動きが固定される
クリックすると拡大した画像が開きます

 身に着けられるタイプにしたのには理由がある。外科医は手術中、常に最善の姿勢でいられるよう、ずっと同じ場所に留まらない。アルケリスは、身につけた状態でも最低限の移動ができたり、関節のロックをワンタッチで外すことで自由に動けたりする。

お知らせ

ピックアップPR

もっと見る

記事ランキング