「ISSCC 2017」(2017年2月5日~9日、米国サンフランシスコ)の有線通信分野では、56G~64Gビット/秒のトランシーバー向け回路の発表が半数を占め、これまで停滞気味だった高速化の潮流が鮮明になった。低消費電力化では、位相比較回路の工夫による新しいクロック再生技術や、14nm FinFETプロセスによる低電力光レシーバー技術の発表が注目を集めた。

 変調フォーマットは、高速化(~64Gビット/秒)に向けて、従来のNRZ(信号を0/1の2値で送る方式)のまま高ボーレート化する手法と、半分のボーレート(~32Gボー)でPAM4(信号を0/1の2値ではなく0/1/2/3の4値に変調して送る方式)を採用する2つの手法が報告され、今後の動向が注目される。光通信向けでは、従来報告されていたMZ(マッハツェンダ)変調器型ではなくリング共振型で実現した光D-A変換器や、デジタルコヒーレント光通信向けに集積度を高めた64Gサンプル/秒A-D変換器/D-A変換器が注目を集めた。多数の立ち見を含む450名以上の聴衆を集めるとともに、Q&Aでは多数の質問者が並び、多くの聴衆の関心をひいた。

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