2016年10月27日、Qualcomm社がNXP Semiconductors社を買収すると発表した。買収額が470億米ドル(約4兆9000億円)という、半導体業界では過去最大の買収である。

 NXP社は、2015年にFreescale Semiconductor社の買収を完了したばかりで、今度は買収される側になるという慌ただしさだ。同社は、マイコンなど車載半導体で世界首位であり、その他にもセキュリティーチップやコネクティビティー関連の製品でも強い。車載とIoTという、今後の成長が期待される市場に地盤を持つ。

 Qualcomm社側から見れば、今回の買収は、市場の停滞が隠せなくなったスマートフォン市場への過度な依存から脱するための渾身の策と見られる。NXP社の買収で、IoTシステムのエッジに置く機器の主要機能がすべてQualcomm社に集まった感がある。コネクテッドカーの分野でも、強力な存在感を放ちそうだ。しかも、とうとうファブまで保有することになった。

 今回のテクノ大喜利では、Qualcomm社と競合企業それぞれの経営者の立場に立って、この買収のインパクトと今後の舵取りの視点を考えていただいた。各回答者への質問は、以下の3つである。

【質問1】Qualcomm社の経営者の立場なら、自社の価値を最大化するために何をしますか。

【質問2】今回の買収で、最も影響を受けると思われる競合はどこですか。

【質問3】買収後のQualcomm社に死角があるとすれば、どこが問題になると思われますか。

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表1 テクノ大喜利「シン・Qualcomm襲来」回答者まとめ

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