仮想通貨の基礎技術であるブロックチェーン(分散型台帳技術)の応用拡大に注目が集まっている。仮想通貨では、多くの懸念点を指摘されながらも、大手金融機関にも活用が広がり、仮想通貨を利用して買い物ができる店舗も登場してきている。

 ブロックチェーンには、資産の価値や取引の正当性を、権威ある中央管理者不要で担保できる、取引を分散管理してシステムの信頼性を向上できるなどといった特徴がある。こうした特徴を生かして、知的財産などを含む資産の管理、契約、流通経路などの管理、認証、資金調達など、さまざまな応用が検討されるようになった。

 1990年代後半から始まったインターネット革命は、これまで検索エンジンによる「情報アクセスの民主化」、SNSによる「情報発信の民主化」という2つのインパクトをもたらした。ブロックチェーンは「与信・契約の民主化」という3番目のインパクトをもたらす可能性がある。これまでの2つのインパクトは、米Google社や米Facebook社など巨大なIT企業を誕生させ、社会の有りようを一変させた。

 IT技術の一種であるブロックチェーンは、電気・電子産業に新市場をもたらす可能性があり、潜在能力は計り知れない。。そこで今回のテクノ大喜利は、電気・電子、機械産業へのブロックチェーンの波及効果を多角的に議論し、その応用や展開の方向性を見通す糸口をつかむことを目的とした。

【質問1】ブロックチェーンの活用拡大で、電気・電子産業には、どのような新市場が生まれると思われますか?
【質問2】ブロックチェーンによって、電気・電子産業の業務やビジネスモデルには、どのような変化が生じると思われますか?
【質問3】ブロックチェーンによって、電気・電子産業の中で、最も大きな影響を受けると思われる企業や職種は何だと思われますか?

 3つの質問に対するそれぞれの識者による回答要旨は、以下の表の通りだ。

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図 テクノ大喜利「ブロックチェーンが電子産業にもたらすもの」回答まとめ

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