2017年は、人工知能(AI)の驚愕的な潜在能力の高さを喧伝する内容のテレビ番組や新聞・雑誌の記事が相次いだ。

 そして、普段はICTに関心がなかった人たちの間でもAIの話題が語られるようになった。中には実体とはかけ離れた「AI万能論」や「AI脅威論」も出てきた。こうした世相を受けてAI関連のセミナーは、どこでも大入り満員。そこには「『とにかく情報を集めて、AI活用法を考えろ』という役員の指示で聴きに来ました」という聴講者が集まった。

 また、ICT業界や電子業界の各企業もこぞって、自社のAI技術をアピールするようになった。そうした中には、これまでAI関連の技術開発をしてきたとは思えないのに、あわてたように技術発表する企業も含まれていた。製品も試作品もないコンセプトレベルのAI技術も多く、「うちの製品は、実際に動かすことができます。そして、額面通りの効果を期待できます」という言葉が訴求点になってきた。

 「大喜利回答者、2018年の注目・期待・懸念」をテーマに、各回答者が注目する2018年の動きを挙げた今回のテクノ大喜利。各回答者に投げ掛けた質問は以下の3つである。今回は得られた回答の中で多くの回答者が触れた、AI関連の動きでの2018年の視点をまとめた。

【質問1】2018年に産業や社会に大きなインパクトを与える注目すべき動きは何ですか?
【質問2】長期的観点から発展や成長、ブレークスルーの登場を期待していることは何ですか?
【質問3】2018年に産業や社会へのネガティブな影響を及ぼしそうな懸念点は何ですか?

 3つの質問に対するそれぞれの回答者による回答要旨は、以下の表の通りだ。

表1 テクノ大喜利「2018年の注目・期待・懸念」回答者まとめ
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