東京モーターショー2017では、機械部品を中心とした軽量化技術や部品メーカーの展示に注目が集まった。自動車メーカーでは、SUV(スポーツ・ユーティリティー・ビークル)の出展が目立った。

 アメリカ、イギリス、イタリアの自動車メーカーが不参加となり、何とも寂しい印象の今回の東京モーターショー。でもそれは前評判だけで、蓋を開けてみたら前回よりも華やかで、来場者を楽しませてくれる要素が多かった。最初の週末こそ台風の影響で来場者が伸び悩み、会期中の来場者数こそ前回を下回ったが、二度目の週末はもちろん、平日も盛況であった。

スズキのeサバイバー
近未来のジムニーという位置付けのコンセプトモデル。インホイールモーターで門型のホーシングのように足回りのアームが伸びる。デザインにも走りにも遊び心が感じられるEVだ。
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 話題となるのは、世界中で盛り上がりを見せているEVへのシフトに向けた動きと、やはり自動運転だった。EVや自動運転そのものが魅力をはなっているとまでは言えないが、それを核に別の魅力を加えることで、各メーカーが魅力的なコンセプトカーを作り上げたのだ。

 今回は、ただ見せるだけでなく、VRやシミュレーターを使って体験できる展示が増えたことも、イベントとしての楽しみを増やしてくれた。ただ、本質的な未来のクルマの魅力に直結する内容が無ければ、存在意義の薄いものになってしまう。そういう意味でも、今回のモーターショーではクルマの新たな魅力が打ち出されてきた感があった。

ヤマハのクロスハブコンセプト
十字型の変則4シーターのピックアップトラックで、斜めに荷台が長いためバイクを積み込める。欧州で四輪車生産を計画中のヤマハだが、これを生産する可能性は薄いだろう。
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