2017年8月に英国ロンドンにおいてRolls-Royce社が発表した、8世代目となる新型「ファントム」が日本市場に導入された。ロールス・ロイス・モーターカーズ・アジア太平洋が2018年1月22日、東京都台東区上野の東京国立博物館で公開した。同社の旗艦車種として92年の歴史をもつ「ファントム」は、その際だったエクスクルーシブ性の高さゆえ、Rolls-Royce社自ら“世界最高の車”と表現するように、その作り込みの深さは目を見張るものだ。

[画像のクリックで拡大表示]
[画像のクリックで拡大表示]
インパネ+後席
贅沢に仕立てられたインテリア。ダッシュボードなどのクローム仕立てのエア取り入れ口のベゼルなどは金属製。

 注目はRolls-Royce社が新型ファントムから採用を開始した、新世代のボディー骨格である「アーキテクチャー・オブ・ラグジュアリー」と呼ばれる同社独自のオールAl製スペースフレームだ。従来の「ファントムⅦ」から約30%の剛性強化を実現しつつ、質量の増加を抑えたとするボディー骨格は柔軟性を与えることで、マジック・カーペット・ライド(魔法の絨毯のような乗り心地)と呼ばれる、Rolls-Royce社製品独特のしなやかな乗り心地を実現したという。

[画像のクリックで拡大表示]
[画像のクリックで拡大表示]
インストルメントパネル周りの「The Gallaery」
助手席のダッシュボードやインストルメントパネル周りには「ザ・ギャラリー」と称する表示機能を備え、アート作品などを選択可能としている。

 静粛性への配慮はRolls-Royce社のトップモデルとして入念に仕立てられている。車速100km/hの騒音レベルを先代ファントムⅦから約10%抑え、二層構造のサイドガラス部の採用や130kgに及ぶ贅沢といえる遮音材の配置をはじめ、ホワイトボディー各部への鋳造Al合金製ジョイントや高性能吸音材を使用。スペースフレームのフロア/バルクヘッド部は二層構造として板材間に発泡材とフェルト層を挿入するなど、「世界で最も静粛なクルマ」を実現するための開発努力がなされている。

後席空間
高級レザーで仕立てられ後席空間の余裕は充分以上だ。
[画像のクリックで拡大表示]
ドア
外部から観音開きの“シザースドア”は外部から前後とも開閉が可能となった。
[画像のクリックで拡大表示]

この先は有料会員の登録が必要です。有料会員(月額プラン)は申し込み初月無料!

日経 xTECHには有料記事(有料会員向けまたは定期購読者向け)、無料記事(登録会員向け)、フリー記事(誰でも閲覧可能)があります。有料記事でも、登録会員向け配信期間は登録会員への登録が必要な場合があります。有料会員と登録会員に関するFAQはこちら