機器開発を進める上で欠かせない熱設計。本稿では、熱設計の専門家であるサーマルデザインラボ 代表取締役の国峯尚樹氏が、熱の性質を理解するためのクイズ問題を紹介していく。前回は、多層材料の熱対策について考えた。第3回の今回は、放熱経路と熱対策について考える。(記事構成は、日経BP社 電子・機械局 教育事業部)

 大きさ100mm×100mm×100mmの筐体内に、大きさ40mm×40mm×16mm、8Wの発熱体(放射率0.8)を宙吊りにします。以下の2つのうち、発熱体の温度を低くできるのは、どちらの筐体でしょうか。

(1)筐体の材質を樹脂(熱伝導率 0.3W/mK、厚み 3mm、表面放射率 0.8)にする
(2)筐体の材質をアルミ(熱伝導率 200W/mK、厚み1mm、表面放射率 0.2)にする

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