突然ですが、あなたにとっての癒しは、何ですか? 

 筆者は研究者の立場で癒し工学という概念を提唱し、その実現に取り組んでいます。そもそも癒しの研究は、乗れば乗るほど癒される車を造りたい、との発想のもとに、ある自動車メーカーのサポートを頂いて始めたものです。それから約8年が経ち、研究活動に加えて自動車事故対策機構予防安全ワーキング委員や、先進事故自動通報システム(AACN)*1普及のための委員などを務めさせていただいており、公私ともに車との関わりは長く深くなりました。

*1 ついでながら、事故自動通報システムとは、衝突時にエアーバッグが展開するとともに、事故情報を警察、消防、医療機関に飛ばして迅速に救急活動が開始、遂行するという画期的なものです。日本ではまだ認知度が低いので、本コラムでもいつかお伝えしたいと考えております。

 筆者にとっての癒しはクルマで、運転が大好きです。東京都内の裏道はタクシードライバーより詳しい、と公言しております。そのため「2輪車も好きなハズ」と思われたのでしょう。数年前、自動車関係者の方から、二輪車用のフルフェースのヘルメットをいただきました。

 そのヘルメットの前面に、メーカー名のステッカーが貼られています。今回の取材に伺うまで、私にはなじみのない名前でした。それが「Arai」です。

図1 筆者所有の「Arai」ヘルメット
図1 筆者所有の「Arai」ヘルメット
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