「新しい命」を育むモバイルヘルス(page 2)

妊娠・出産を支える米国スタートアップ事例

2017/10/17 10:30
佐竹 晃太 =内科医、キュア・アップ代表取締役

【Bloomlife社】陣痛の動きを感知し、出産に備える

 出産時に伴う陣痛は一般的に、第1期、第2期、第3期に分けられています。陣痛が起こるタイミングは予測できず、突如現れるものなので痛みがきた回数を数えるのもとても大変なことです。最近ではスマートフォンのアプリで計測するものもあり、より妊婦さんにとって出産に備えやすい体制が整っています。

 しかし、痛みが酷く自分で陣痛の数を数えられない場合もあるかもしれません。正確な数が数えられず、本当に生まれてくるタイミングの予測がつかないのも不安が募ります。

 こうした課題にテクノロジーによる解決策を示しているのが、米国サンフランシスコのスタートアップ企業であるBloomlife社です。妊婦の下腹部にパッチを装着し、スマートフォンアプリにデータ連動させた出産前の妊婦の子宮収縮の動きを計測する機器を開発しており、出産前からの子宮収縮の動きや、妊婦自身が気づかないような陣痛の動きを感知し陣痛から出産までの適切なデータを抽出します。

「Bloomlife」(Bloomlife社のWebサイトより)

 BloomlifeはFDA承認済みで、Cignaという保険会社を通して確定申告の際に保険申請をすることが可能になっているようです。このように、米国では妊娠/出産時のサポートの一つとしてモバイルヘルスを使った事例を提案している企業が増えています。日本でも働く女性が増えている中で、安心して妊娠出産後にも働けるようモバイルヘルスを使ったサポートが増えることを願っています。

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