Laila Arad-Allan氏
Gemalto社Director of Product Management, Software Monetization
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 IoT(Internet of Things)によって、製造業では「製品売り切り」から「ライフサイクルを通じたサービス提供」にビジネスモデルが転換するといわれる。そこにはどのような利点や課題があるのか。製造業のサービス化を支援する「ソフトウエア収益化ソリューション」を手掛けるオランダGemalto社のLaila Arad-Allan氏に聞いた。(聞き手は、高野 敦)

――初めに、Gemalto社のソフトウエア収益化ソリューションについて教えてください。

Arad-Allan氏 我々のソリューションは、主に3つの要素で構成されています。

 1つめは、セキュリティー&プロテクションです。機器メーカーは、これまで顧客に提供する機能(顧客が利用できる機能)をハードウエアとして作り込んでいました。サービス化というのは、ライフサイクルを通じてそれをソフトウエアで管理するということですから、不正コピーや不正アクセスなどから守る仕組みが必要になります。いわば、売り上げや利益の逸失を未然に防ぐものです。

 2つめは、ライセンシング&ユーセージ(usage)です。顧客が機能を利用できるようにする権限を付与するとともに、それを実際の製品で実現するための仕組みです。こちらは、売り上げや利益を増やすものといえます。

 3つめは、エンタイトルメント&マネージメントです。サービス化のビジネスモデルでは、機能利用の権限を一度与えたら終わりではなく、更新や失効などの情報をライフサイクル全体で管理しなければなりません。

 現状では、多くの機器メーカーがこのような管理をマニュアルでしています。我々に相談に来たある機器メーカーは、約5万種類の製品に対して権限管理システムだけで70種類もあり、ライフサイクルの権限管理に多大な労力を費やしているそうです。それを1種類にまとめて、しかも自動化したいということで、我々のソリューションを導入しています。

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