工場のスマート化に向けて注目されているものの1つに「ソフトウエアPLC」がある。ソフトウエアPLCは、文字通りPLC(Programmable Logic Controller)の機能およびその周辺機能を備えるソフトウエアだが、狭義にはPC上で動作するものを指すことが多い。

 現在主流のPLCは、ハードとソフトが一体不可分で、ハードもソフトもPLCメーカーごとの独自性が高い。それはPLCメーカー各社が差異化や顧客の“囲い込み”を進めてきた結果でもあり、生産ラインや設備が単独で稼働しているうちはあまり問題にならなかったが、スマート化に向けて機器やシステムをつなげようとすると、独自性の高さがネックになってきた。

 そこで浮上したのが、産業用PC(IPC:Industrial PC)のような汎用性の高いハードとソフトウエアPLCの組み合わせというアプローチである。これによって、プログラム言語や通信プロトコルなどの違いをソフトで吸収し、接続性を高めることが容易になる。

モーターを使い分けたい

 PCベースのモーション制御ボードを手掛けるハイバーテック(本社東京)も、そうしたアプローチを取る企業の1社だ。同社は、半導体製造・検査装置などの設備メーカーやそのユーザーである工場の生産技術部門に、カスタム仕様のモーション制御ボードを提供している。自社工場は持たず、設計・開発に特化したファブレスメーカーである。

 生産ラインや設備では、PLCでモーター(ドライバー)を制御することが多い。それをあえてPCで制御するのは、1つの生産ラインあるいは設備で複数のメーカーのモーターを使い分けるためだ。

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