パルスオキシメータの2015年(page 3)

発明者・青柳博士と振り返る

2015/12/28 10:30
久保田 博南=ケイ・アンド・ケイジャパン 代表取締役社長(医工連携推進機構 理事)

パルスオキシメータは極度の2極化へ

 最近の矢野経済研究所の統計(一部、同社の推定を含む)によれば、国内のパルスオキシメータの国内市場は、2014年が12万6000台であったのに対し、2015年は13万9000台に達するという。この中には、据え置き型が2014年では5500台、2015年では5700台含まれているが、その割合は全体の4%程度にすぎず、大方はハンディタイプというのが現状だ。

 この現状から見れば、一般的にいうパルスオキシメータは、ハンディタイプのものが独占しているという状況にあり、初期のクリティカルケア向けから、一般向けに風向きが変わったとも受け取れる。

 一方、2015年に発売されたApple Watchに初めて搭載された健康機能として、脈拍数カウントがある。もしかしてパルスオキシメトリーの導入があるのではないか、と予想していたのだが、時期尚早という判断で見送られた可能性がある。とはいえ、脈拍数の次はパルスオキシメトリーという予測はでき、この動向からは目が離せない。

 こう考えると、一般市場への参入傾向はますます顕著となることも予想される。パルスオキシメータの活躍の場は、病院向けから、健康志向向け、つまり未病、予防への展開も予想されてくる。

 前述の第2世代に向けた高性能化への試みと合わせて考えると、パルスオキシメータは2極化の傾向がさらに広がるだろうと予想される。

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