2016/03/28 00:00
久保田 博南=ケイ・アンド・ケイジャパン 代表取締役社長(医工連携推進機構 理事)

航空機内に常備される医療機器

 JALでは1993年以来“ドクターズキット”と称する医薬品・医療機器を搭載し、機内で病気になった乗客に対して処置が行えるようになっている。1998年にAEDを初めて航空機に持ち込む試験をしたのを契機に、2001年10月には国内線・国際線全機への搭載が始まった。

 前出の2016年1月からのパルスオキシメータの搭載と同時に、電子血圧計の国内線・国際線全機への搭載も始まった。今後も、搭載機器の種類が増えて、さらなる安全確保が目指されそうだ。

主な搭載機種と搭載時期
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 こうした環境が整えば、機内での乗客の健康管理は一段と進むだろう。それにより、乗客の自己管理を促すことにもつながり、旅行中のトラブル減少も目指せる。こうした機運は、JALだけにとどまらず航空機業界全体での取り組みに発展することが重要で、それにより安全性の高い渡航が実現可能となる。今後は、この事例を契機に、世界的にもこのようなインフラ整備や設備投資への期待が高まる。

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