進む! 介護・医療・健康のM2M(page 2)

現行と新規の通信利用事例から

2017/02/08 04:00
久保田 博南=ケイ・アンド・ケイジャパン 代表取締役社長(医工連携推進機構 理事)

未来のM2Mを占う

 将来の展開を予測する意味で、米Google社の米国特許(US20160206244)についての応用事例を見てみたい。システムとしては、非侵襲性の健康モニタ装置を家庭用の機器に設置する。バスルームのマットでのセンシングや色覚検知可能な浴槽の鏡、血圧検知可能な便座など、リアルタイムで患者の健康状態を感知。これらの数値が異常の場合、医療機関に通報するサービスなどへの展開が予想される。

 これまで紹介したとおり、機器自体(医療機器など)の持つ情報が携帯電話回線のカバーエリアにある限り利用可能となる。逆に、外部環境から医療機器向けに情報を配信することできるようになる。今まで個々の医療機器だけでは考えられなかった付加価値のある情報に加工され、さらには別のM2M機器とリンクして新たなサービスが展開可能にもなる。

 このようにメーカ独自のM2Mサービス提供は始まりつつあるが、現状ではすべてのM2Mが相互に接続できる状態ではない。業界団体の規格化・標準化が望まれる。

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