ITCの延長で安堵感広がる

 昨年のSPIでは、2016年末に打ち切られることになっていた「Investment Tax Credit(ITC)」と呼ばれる「再生可能エネルギー導入投資税控除(連邦政府政策)」の延長を国会に訴える活動と、「延長されなかったら?」という不安で、どことなく緊張感が漂っていた。

 SPIから3カ月後の12月に、米連邦議会がITCの5年間延長法案を可決し、米国太陽光発電産業は2017年以降、市場が冷え込むという悲観シナリオから免れ、関係者の間に安堵感が広がった。こうして迎えた今年のSPIは、昨年のような緊張感はなく、今までの大きな達成感と今後の飛躍に向けた「セレブレーション」的ムードがあった。

 SEIAと米GTM Research社が発表した最新の太陽光発電市場レポート(U.S. Solar Market Insight Q2 2016)によると、2016年第2四半期の導入容量は昨年同期と比べ43%増の2GWとなった。さらに、2016年の市場規模は昨年比85%増で約14GWに達すると予測されている。そのうち70%以上は大規模な電力事業用の発電所セグメントからなるそうだ(図2)。

図2●米国太陽光発電四半期別導入量推移(MW)(出所:GTM Research / SEIA U.S. Solar Market Insight Report)
[画像のクリックで拡大表示]