シエラクラブが「Ready for 100%」

 このキャンペーンとは、「Ready for 100%」と呼ばれる地方自治体と州政府の再エネ転換を促進するもので、米国のリーディング自然保護団体であるシエラクラブ(Sierra Club)によって2016年1月に始められた。「よりクリーンで、より安く、より健康なエネルギーは今ここにあります。米国の全てのリーダーが100%クリーンな再生可能エネルギーを全ての人に誓う時が今です!」を謳い文句に全米各地の支部を通し、キャンペーンが繰り広げられている。

 シエラクラブで「Ready for 100%」の副ディレクターを務めるカシー・ローバック氏によると、まずトランプ政権が発足した2016年11月にキャンペーン参加者が増加し、パリ協定離脱で市町村の再エネ導入に対する関心、そして義務感が高まったという。

 企業の加盟する「RE100」とは違い、「Ready for 100%」は、市町村、地方自治体、さらに、州の再エネ100%への移行に焦点を当てる。このキャンペーンの趣旨は、地方自治体のリーダーがコミュニティ全体を100%クリーンで再生可能なエネルギーに移行する目標を掲げ、それを奨励・認識すること。その際の目標は、独立した決議または宣言によるものでも、地域社会の気候行動計画またはエネルギー計画への統合でもよい(図2)。

図2●市議会で再エネ100%決議を賛成多数で可決したオクラホマ州ノーマン市
(出所:Sierra Club)
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