特集

米住宅太陽光市場で、パナソニックのシェアが急伸(page 4)

変換効率の高い単結晶モジュールが人気に

2019/04/22 05:00
Junko Movellan=ジャーナリスト
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サンパワーのデータでもパナソニック急伸

 ただ、このサンパワーのシェア情報でも、エネルギーセイジの集計と同じように、パナソニックが2018年に大きく伸びていることを示している。

 パナソニックは2016年から米住宅太陽光市場での展開を拡大している。同社の北米太陽光市場の事業を受け持つ、パナソニックエコソリューションズ・ノースアメリカは、2016年6月に、新しい太陽光発電販売会社用の「インストラープログラム」を導入した。このプログラムを通して、販売会社向けにマーケティング、製品トレーニングなど、パートナーサポートを提供し、同社製品の販売を促進するものだ。

 カリフォルニア州など米国の成熟した州以外にも、同社は、コロラド州、フロリダ州、イリノイ州、インディアナ州、ミネソタ州、そしてニューメキシコ州なので、販売施工会社と戦略的な関係を築き、事業を拡大している。同社によると、現在インストラーネットワークは150社以上に拡大したそうだ。

 パナソニックの対抗馬となるサンパワーも米国にインストラーネットワークを拡大しており、現在、全米40州以上に達する。さらに、サンパワーの住宅用売り上げの75%以上は、同社のモジュールしか扱わない施工販売会社(総代理店)から来ている。

 エネルギーセイジからも興味深いデータが出ている。同社の調査によると、半分ぐらいの施工販売会社が3社以上からのモジュールを見積もり、販売しているにもかかわらず、1社のブランドしか扱わない施工販売会社が2018年後期に伸びたという。これは、顧客の選択と施工販売会社の特定ブランドへのロイヤリティ(忠誠心)の高さを示している(図4)。

図4●地域施工販売会社は何社のモジュールを取り扱っているのか?(藍色:1社、オレンジ色:2社、黄色:3社)
(出所:EnergySage)
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