2019年は12GWに盛り返す?

 年々関税率が下がることに加え、中国の需要の急激な減少による世界的な過剰供給を受けて、予想より早く下がってきているモジュール価格を考慮に入れ、プロジェクト・デベロッパーは、 積極的にプロジェクトの計画を進め始めている。2018年に13.2GWの発電事業用太陽光発電の長期電力購入契約(PPA)が結ばれた。そのほとんどは関税が段階的に下がった数年後の稼働が予定されている。

 ちなみに、契約された発電事業用プロジェクト(契約済み、建設中・稼働前)は2018年第3四半期に25.3GWとピークに達し、これは米国の太陽光発電の歴史で最高となった。2018年末で稼働を開始している発電事業用プロジェクトは累計34.34GWとなっている、さらに、2018年末で契約はされていないが、発表済みのプロジェクトは42.36GWに達する。

 2018年の米国太陽光市場は「緩やかな縮小」となったが、2019年から2020年にかけて再び成長に転じると見込まれている。これは主に住宅用の継続的な成長と発電事業用の回復によって、もたらされそうだ。ウッドマッケンジーは2019年の導入量は前年比14%増の12GWと予想している(図4)。

図4●米国太陽光発電市場の実績と予測(2019以降・予測)(青色:住宅用、黄色:非住宅用、水色:発電事業用)
(出所:SEIA、Wood Mackenzie)
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