特集

米で導入進む「スマートインバーター」、太陽光の系統負荷を軽減

ハワイ州ではソーラーエッジがシェアトップ

2019/01/16 05:00
Junko Movellan=ジャーナリスト
印刷用ページ

系統接続には「スマートインバーター」が必須

 数年前から米国の太陽光業界では「スマートインバーター」、または「高度インバーター」という言葉をよく耳にするようになった。ちなみに米国の太陽光業界で使われる「インバーター(Inverter)」という呼び名は、国内でいう「パワーコンディショナー(Power Conditioning System:PCS)」を指す。

 実際、太陽光発電の累積導入量で全米トップのカリフォルニア州と、屋根上の分散型太陽光発電システムの普及率でナンバーワンのハワイ州ではすでに「スマートインバーター」の使用が配電網への接続に必須となっている(図1)。

図1●屋根置き太陽光発電システムが密集するオアフ島
(出所:J. Movellan)
クリックすると拡大した画像が開きます

 太陽光発電用インバーターとDCパワーオプティマイザーのリーディングメーカーでイスラエルに本社を構えるソーラーエッジ・テクノロジーズ(SolarEdge Technologies)によると、「スマートインバーター」とは、直流(DC)を交流(AC)に変換し、通常の動作電圧および周波数条件からの逸脱時に、ダイナミックな有効電力・無効電力サポート、周波数と電圧のRT(Ride Through)機能、ランプ(出力の激変)制御、 外部からの命令、そして電力会社から他の機能を受け入れるコミュニケーション能力などの要素を持ち、自律的にグリッド(電力系統)サポートに貢献できるデバイスを意味する。

  • 記事ランキング