暑い夏でも、寒い冬でも、季節に関係なく、多くのビジネスマンが毎日身に着けるものは何でしょうか。それは、シャツです。数あるシャツの中でも、ビジネスシーンで着るものは「ドレスシャツ」と呼ばれます。いわゆる「ワイシャツ」ですね。

 ビジネスの重要な場面、特に男性の場合は「スーツ、シャツ、ネクタイ」が正式な装い。これは、昔も今も変わっていません。取引先との大事な商談やプレゼンでは、多くのビジネスマンがドレスシャツを身に着けてキッチリとした格好をしているでしょう。仕事に向かう心構えをつくる、相手に失礼のない格好を演出する、とても重要な勝負服となります。

鎌倉シャツの商品は、高級品と同等の品質をリーズナブルな価格で入手できると評価が高い(写真:メーカーズシャツ鎌倉)
[画像のクリックで拡大表示]

 このビジネスパーソンの必需品であるドレスシャツにこだわって20年以上にわたって作り続け、業績を伸ばしている会社があります。

 しかも、シャツ専門です。シャツ以外にもコートやジャケットなどの商品ラインナップはありますが、メインの商品はドレスシャツというシャツ専業メーカーです。

 そのメーカーの名前は「メーカーズシャツ鎌倉」と言います。その名の通り、発祥の地は鎌倉。愛用者の間では、「鎌倉シャツ」の愛称で親しまれています。1993年にJR鎌倉駅から少し離れたコンビニの2階の小さな店舗で創業しました。広さはわずか13坪。当初は、納品されたシャツが入っていた段ボール箱を商品棚として使っていたそうです。

 鎌倉シャツでは創業時から、メイン商品のベーシックなシャツの価格はほとんど変わっていません。創業時のシャツは4900円(税抜)の均一価格。今もメイン商品の価格は均一で5400円(税込)と、創業当初からの価格帯を守り続けています。ブランドものの高級品なら1万円以上するドレスシャツも珍しくないですが、それに比べて手頃な価格であっても鎌倉シャツは決して「安かろう、悪かろう」ではありません。むしろ、愛用者の間では、高級品と同等の品質のシャツをリーズナブルな価格で入手できると好評を博しているのです。

 品質の高さと手頃な価格帯が口コミで広がり、多くのファンの心を捉えています。現在は日本国内で26店舗の出店を数え、この10年間の売上高は右肩上がりで、2014年には約33億円に達しました。2012年には、ファッションブランドの激戦区となっている米国ニューヨークのマンハッタンに第1号店を出店。2015年12月には、同地に2号店をオープンしています。

鎌倉シャツは、最初の海外進出先として競争の激しいニューヨークをあえて選んだ。写真は、ニューヨーク1号店(写真:メーカーズシャツ鎌倉)
[画像のクリックで拡大表示]