ミュンヘンのマリエンプラッツにある観光名所の「新市庁舎」 筆者撮影。
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 ドイツのミュンヘンへ1週間ほど出張してきた。前回、ミュンヘンを訪れたのは2008年3月だったので(日経テクノロジーオンライン関連記事1)、8年半ぶりくらいになる。今回の出張の目的は、2016年11月8日~11日に開催された産業用エレクトロニクスの国際展示会「electronica 2016」の取材である。


 electronicaには半導体メーカーや電子部品メーカーからの出展が多く、その意味ではCEATECになる前のエレクトロニクスショーに近い感じである。2年に一度の開催で、前回のelectronica 2014に比べて出展者数が7%増えるなど、展示会としてはまだまだ成長中だという。実際に会場を回った感じでは、今回のelectronica 2016のテーマは、IoTと自動車と言える。取材内容の記事はこちらからご覧いただけると有難い。


 エディターズ・ノートというこのコラムでは、electronica 2016に直接関係しないことを書こうと思う。そうは言っても、会場(Messe Munchen)とホテル(中央駅付近)、その間の往復程度しかないので、驚くべきことがあるわけでもない。前置きが長くなり恐縮だが、本題に入る。これまでのミュンヘン訪問と最も違ったのは、街にいる人の多さだった。右上の観光名所「マリエンプラッツ」は言うに及ばす、人があふれていると感じる場所があちこちにあった。地下鉄の席はほぼ埋まっていることが多く、立っている人が目立つ。以前に訪れたときには、朝夕を除くと、席に座るのに苦労した覚えはあまりない。


 やはり、移民が増えたということなのだろう。例えば、今回、こんなことがあった。筆者が中央駅の空港行きのバス停には着いたときに、小雨模様のせいだろう、バス停の屋根の下は人で一杯だった。ほとんど、中東の風情の人である。こんなにたくさんの人が空港に行くのかと思っていると、バスが来ても屋根の下にいた多くの人はバスには乗らず、雨宿りだったことを知った。何らかの事情で、雨宿りには条件のいい駅構内にとどまるのが難しいのだろうと察する。