米iFixit社と日経テクノロジーオンライン
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 「ヒマ?」――。9月9日、突然M記者に声を掛けられました。その日16時1分から始まるApple製品「iPhone 7/7 plus」と「Apple Watch Series 2」の予約にトライしてほしいとのこと。開始時刻後すぐに予約を入れ、発売初日の9月16日に受け取れるようにするミッションでした。仕掛かり中の仕事はありましたが、せっかくの年に1度程度の機会、筆者は数人の同僚と共にApple製品の予約戦争に参加してみました。

 筆者の担当はApple Watch Series 2です。製品の予約に向け、パソコン画面で「Apple Store」のサイトを開き、さらにiPhoneでApple Storeのアプリを用意しておきます。iPhoneのバージョンが古すぎてApple Storeのアプリが開かないという問題が発覚しましたが、1時間かけて何とか無事にアップデートを完了。協力を決めたときには予約開始まで余裕があると思っていたのに、もう16時目前になっていました。

 「みなさま、あと5分です」。メールの受信ボックスには、M記者から無機質な連絡が。「このメッセージは重要度・高で送信されました」という画面上の文字が、ムダに緊張感を煽ります。そして、16時1分。筆者はパソコンのキーボードでF5ボタンの連打、iPhoneでアプリの再起動を繰り返しました。M記者に当日ヒマだと思われたメンバーは皆、筆者の同様の奇行に勤しんでいたようです。

 しかし、Apple Storeのサイト、アプリともに全く反応がありませんでした。「準備中」の表示のまま、画面が切り替わらないのです。5分ほど時間が過ぎても一向に変化がないため、事務所のインターネット回線がおかしいのではないかと疑い始めた時でした。

 「お、画面が変わったぞ」。日経エレクトロニクスのI記者が iPhone 7の予約に成功しました。他のメンバーが準備中表示の画面とにらみ合いをしている中、予約サイトへとつながったのです。その後日経エレクトロニクスの編集陣は、合わせて5台のiPhone 7/7 plusを確保できました。素晴らしい。

 Apple Watch Series 2はどうなったかというと、担当メンバーは全員予約できませんでした。筆者もI記者に遅れてアプリからApple Watch Series 2の購入画面に入れたものの、当日受け取りの予約はできず、提示された受け取り期日は2週間後となってしまいました。Appleアカウントにもともと氏名をひらがなで登録していたのを予約ではカタカナに変えるように要求されたり、クレジットカードの登録に手間取ったりしたのが敗因だった気がします。

 さて、われわれ編集部がなぜApple製品を予約したのか。察しの良い読者はお分かりでしょう。そうです、編集部ではiPhone 7などの製品を分解する予定です。買ったらすぐにバラバラにします。今まで編集部ではソフトバンクの人型ロボット「Pepper」をバラしたり、トヨタ自動車の「プリウス」をバラしたり、と多くの製品を取りあえずバラバラにしてきました(関連記事1)(関連記事2)。おかげさまで分解記事は日経テクノロジーオンラインの名物コラムとなっています(関連コラム)。

 Apple製品の分解にはパートナーとして、分解レポートでお馴染みの電子機器修理会社、米iFixit社の協力を得る予定になっています。共同で分解した結果は記事として掲載するつもりですので、ぜひ楽しみにしていてください(iPhone7を分解します)。