韓国Samsung Electronics社の最新フラッグシップスマートフォン(スマホ)「Galaxy S8」「Galaxy S8+」の販売が好調に推移しているようだ。この原稿を書いている時点(2017年5月25日現在)で同社は台数を公表していないが、同月23日に同年第1四半期のスマホ世界販売統計を発表した米Gartner社は、Galaxy S8シリーズの予約販売が、先代モデル「Galaxy S7」シリーズの3割増しだったとの見方を示している。また、台湾DIGITIMES社の調査部門DIGITIMES Researchは同月18日付レポートで、販売ルートや電気通信キャリアに対する調査結果から、Galaxy S8シリーズの出荷台数が同年4月21日から1カ月未満の時点で1000万台を超えたとの見方を示している。

 Samsung Electronics社のスマホといえば、「Galaxy Note 7」の爆発リコール問題が記憶に新しい。先のGartner社の統計でも、Samsung Electronics社はスマホ世界販売で2017年第1四半期、順位こそ首位を守ったものの、台数は前年同期から3.1%減少、シェアも2.6ポイント減って20.7%まで下がった。これについてGartner社は、Galaxy Note 7爆発事故の影響でシェア流出が続いたためだと指摘している。それだけに、起死回生の命運を託したGalaxy S8シリーズの好調な出足にSamsung Electronics社は胸をなで下ろしていることだろう。

 さて、Galaxy S8シリーズの好調が伝えられると、市場ではSamsung Electronics社の関連株に注目が集まった。同社のサプライチェーンは韓国系業者が中心だと言われるが、それだけに、他国・地域の供給業者は地元の市場で注目を集めやすい。

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