洗濯も掃除も、自動で行ってくれる装置が普及した現在において、手間のかかる家事の一つが、洗濯物の折り畳みと収納である。特に共働きの夫婦の場合、洗濯物の後片付けが喧嘩の種になることも少なくない。この面倒な家事を代行してくれる家庭用自動機、「INDONE」を開発しているのが、ASTINAだ。優秀な技術系スタートアップ企業を表彰する「J-TECH STARUP 2018」のシード枠で選ばれた注1)

注1) 「J-TECH STARTUP」(主催:TXアントレプレナーパートナーズ)は、最先端のコア技術「Deep Tech」を基盤とした国内のスタートアップ企業を表彰するもの。2019年2月8日にはASTINAも登壇する表彰イベントが開催される(詳細はこちら)。
図1 INDONEの外観
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 INDONEは、洗濯物の折り畳み、収納をこなすタンス型ロボットである。洗濯物をTシャツ、タオルという具合に仕分けしながら、INDONEにセットすれば、これに応じて、異なる引き出しに自動で収納される。

 洗濯物の折り畳みや仕分けを行うロボットは、セブンドリーマーズの「ランドロイド」など、既に他社でも開発が進められている。そんな中、同社がウリとするのが、30万円強という販売価格だ。日常使いの衣類の折り畳みのみに割り切るとともに、既存の技術で安価に実現できる折り畳み機構を考案し、これを実装することでコストを抑えることに成功したという。2019年末に発売する計画である。

図2 ターゲットとする洗濯物
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 販売先にはまずは、介護施設やホテルなど、B to B用途を狙う。まずは小ロットで済み、サポート先も限定できるからだ。そこで資金とノウハウを得た後、マンションオーナー向けの法人モデル、一般消費者向けの製品へとステップアップするシナリオを描く。同社は、INDONEにとどまらず、ベッドやキッチン製品、バスルームなどに向けた商品も今後展開していくという。

図3 3ステップでの展開を狙う
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