ステッキのファッション性を考える

 かっこいいステッキとして見るだけでも十分だが、その背後のストーリーを知れば、時代そのものが透けて見えてくるかのようだ。会期中は、発表済みのマグネシウム合金製・折りたたみだけでなく、さらに軽い炭素繊維強化樹脂(カーボン)製の新バージョンも展示するという。

 「マグネシウム合金のステッキは、突くと車のドアを閉めるときのような重みのあるカッコイイ音を立たてます。アルミニウム合金や木とは違った音を聞いてほしいですね。カーボン製は今回初めてお披露目するので、軽さを感じてほしいです。ステッキを抵抗なく使えるようにするには、お子さん、お孫さんが勧めることだと思うので、その良さを確かめてください」(廣田氏)

 11月9日(金)には渋谷ヒカリエのメイン会場でシンポジウム「杖は文化とファッションを纏う」に登壇する。文化ファッション大学院大学の吉田康成教授と、ファッション・文化としてのステッキについて語り合うという。こちらを聞いてBONLABウォーキングステッキを握れば、見えてくる世界もまた変わるかもしれない。