「健康経営」への注目がじわりと高まっている。「企業が従業員の健康に配慮することで経営面でも大きな効果が期待できる」とする概念で、日本再興戦略にも掲げられた「国民の健康寿命の延伸」ともリンクするものだ。

 2015年3月には、経済産業省が従業員の健康推進に戦略的に取り組む企業を「健康経営銘柄」として選定・公表。これが大きな反響を呼び、2016年1月には第2弾となる「健康経営銘柄2016」を公表するなど、経済界からの関心も高まっている。

 こうした追い風の状況下、2016年5月26日、東京・神保町の一ツ橋ホールにて「第3回 健康と経営を考える会 シンポジウム」が開催された。「健康と経営のイノベーションを!!」をテーマに開かれた本会合内のパネルディスカッションでは、企業や保険者、中央官庁、医師などさまざまな立場から、活発な議論が交わされた。本レポートでは、このパネルディスカッションの様子をお伝えしていく。

 なお、パネルディスカッションの参加者は次の通り。

■司会進行
医療法人社団 同友会 理事長 髙谷典秀氏

■パネリスト
日本医師会 副会長 今村聡氏
経済産業省 商務情報政策局 ヘルスケア産業課 課長 江崎禎英氏
厚生労働省 保険局医療介護連携政策課 データヘルス・医療費適正化対策推進室 室長 安藤公一氏
日本航空株式会社 取締役会長 大西賢氏
すかいらーくグループ健康保険組合 常務理事 酒匂堅次氏
株式会社ミナケア 代表取締役 山本雄士氏

パネルディスカッションの様子
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