ちゅらっぷすの成沢理恵です。今回からまた新たなゲストを呼んで、ソシャゲの秘密に迫りたいと思います。今回からのゲストは、200万DLを突破した人気ソーシャルゲーム「ドラゴンファング」のプロデューサーであるトイディア代表取締役の松田崇志氏です。前編となる今回は「なぜ大手を辞めてソシャゲの世界に飛び込んだか」について語り合いました。

提供=123RF

 松田氏と私に共通するのは、最初は大手ゲーム会社でゲーム作りをしていた点です。松田氏はセガとマイクロソフト、私はスクウェア・エニックスにおりました。家庭用ゲーム時代から現在のソーシャルゲーム時代に至るまで、ゲーム業界の変遷を見てきたプロデューサーという共通項もあります。

 私も松田さんも今は大手を出て、現在は規模感の小さいながらも自分たちの想いの詰まった会社でゲーム作りをしています。なぜ大手を出ようと思ったか。

 私の場合は、大学卒業してすぐに入社した旧エニックスから数えて、スクウェア・エニックスに15年居させてもらって、なんというか、ぶっちゃけ色んなものがそろっている大きな船に乗っているような居心地の良さがあって、でも窓から外を見ると、どんどん景色が変わってて、雨が降って、風が吹いてて、そこにかばん1つ持って小さな船で飛び出た仲間たちがいっぱいいて、そんな様子を見てたら、「ONE PIECE」みたいな言い方ですが(笑)、外の世界を見たくなったんです。

 きっと雨も風もつらいけど、今、触れてみたいなと。今、飛び込まないとダメだなと。その嵐こそが、スマートフォン(スマホ)の到来でした。小さな船で漕ぎ出してる人がいっぱいいて、行こうと思えば世界中どこでも行ける。小さなアプリも、全世界で配信して、全世界の人に遊んでもらえる。なんでもやれそうな気がしました。大手が嫌になったわけでなく、スクウェア・エニックスは今も大好きで、大好きなまま出ることにしました。

 松田さんはなぜ大手を出ようと思ったのですか?

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