吉岡 直人です。今回はソーシャルゲーム(ソシャゲ)の台頭が、これまでのゲーム開発の常識を大きく変えたというお話をします。どう変わったかを一言でいうと、いわゆるITの業務アプリケーション開発とは正反対だったゲーム開発の世界に、IT的な考え方が入って融合したという感じです。その結果、ソフトウエア開発の新しい未来が開けてきたと私は思っています。

提供=123RF

 いきなりそもそも論で恐縮ですが、コンピュータで動くアプリケーションソフトウエアの実体はプログラムとデータです。

 キーボードやマウス、マイクロホン、カメラ、ゲームパッドなどの入力機器から与えられる人間、あるいは他のマシンからの指示に応じて内部状態を更新し、ディスプレー、印刷機、スピーカーなどの出力機器に何らかの反応を表示します。動作の途中でハードディスク、SSD、フラッシュROMのような大容量記憶装置やネットワークインタフェースなどが絡むケースもあります。

 この動作原理自体は業務アプリケーションでもゲームでも全く違いがありません。

 違いは細かい部分にあります。例えば、ゲームの場合は、入力や出力の様子が楽しげです。プレーヤーの操作をソフトウエアの都合に合わせて大幅に制限することが許される特徴もあります。後者については「制限を要求される」という方が正しいかもしれません。

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