ムゲンコンボの手塚武です。この連載では「ソシャゲの秘密」をゲーム企画や開発の観点からいろいろ語っていきたいと思います。一般向けにやさしく話していくつもりですので、お気軽にお付き合いください。

 今回はまずソシャゲ運営の基本である「KPI(キー・パフォーマンス・インディケーター)」のことをお話ししようと思います。

 KPIという言葉、ソシャゲ業界の界隈ではすごくよく耳にします。WebやもしかしたらエンタープライズITの世界では古くから使われていたのかもしれませんが、ゲーム業界では今まであまり耳にしなかった言葉です。

 KPIを日本語に直すと「重要業績評価指標」を意味します。難しい言葉のようですが現在のビジネスの状況を確認するときに指標となる数字です。例えば、小売業なら「在庫回転率」、飲食業なら「客単価」のような数字を気にしますよね? それです。どこの業界でも使っているような指標をちょっとかっこつけて言っていると思ってください。

 さて、ソシャゲ業界で何の説明もせずに「KPI」というと、おおむね次の4つを指します。

  • ダウンロード数(DL):アプリがダウンロードされた数
  • 稼働率:ダウンロードされたうち遊んでもらえた割合
  • 課金率:遊んでもらえた割合のうち課金してくれた割合
  • 顧客単価:プレーヤー一人当たりの課金額の平均値

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